夜明け前

昨日までの向かい風に舞うこの世界
晴れてゆくから つながり始めるまでに
燃えてゆくから その手にかさなり今までが
揺れてゆくから 昔の確かな記憶

遠のくまで この雲にかさねて
錆びてゆく景色 残らず消えてゆくさ

閉じたまぶたに映る空想の雨
通り過ぎたら 溢れ出してゆくから
枯れてゆくなら 過ぎた想いを乗せて
その先へ導く 足跡を追って

鮮やかに この空をかさねて
夜明け待たず 確かに 踊る月を見た